神山智洋の1万字を読んで


先月のMyojoで次の1万字インタビューは神山智洋だと知った1ヶ月間、とても怖かったです。どんなことを話すのか、そんなことを思いながらあっという間に一ヶ月が経ち手元にMyojoが届きました。真っ先に開いたのは神山智洋1万字インタビュー。表紙を見ただけでぐっとくるものがありました。うまく言葉にできなかったり誤解を招いてしまう表現があるかもしれませんが、私なりの言葉で書き残したいと思います。

ホンマにあかんわ。もうやめようって。ここでやめたほうがいいわって。夢見るより現実見ようって。はっきり言ってあきらめました。今まで妥協したこともない。やれることは全部やってきた。それでもダメやったんやから…

正直、びっくりしました。歌もダンスも大好きで本当にステージに立っていることが嬉しくて楽しいんだろうなと思っていたから。関西ジャニーズJr.の時代から‘デビュー’という言葉を発していた人だし去年行われたG公演でも‘上目指しましょう’と言っていた彼だから。でも‘妥協したこともない’‘やれることは全部やってきた’と言える神ちゃんはかっこいいな、男らしいなと思いました。いつも歌もダンスもアクロバットも‘まだまだ’ととことん追求していた。褒められても謙虚に横に首を振っていた。そんな神ちゃんがきっぱりとこう言い切れるのは素敵だなと思いました。

たとえ4+3のような形になったとしてもその形は一切ゴメンやったんですよ。絶対嫌やって。今まで7人で一列でやってきたのにそれが二列になるなんてゴメンやって。

確か、照史が話していた1万字では「3人が追加されたとしても俺らのバックに見えてしまうかもしれない。4と3になってしまうかもしれない。それでもいいの?って。全員それでもいいって。」と答えたと書いてありました。照史だけの1万字を読むと神ちゃんも7人でデビューできるならそれでもいいと言ったと思っていました。たとえバックに見えても7人でデビューできるなら受け入れたのかなと。すごいな、強いなとこの時は思いました。でも神ちゃんのこの文章を読むと‘絶対に嫌だ’と言っていた。神ちゃんらしいなと思いました。それでこそ神山智洋なのかなと。

リハ何日目かな、照史くんに話しかけられて。4+3って形になるってどう思う?って。俺、‘絶対嫌や’って言ったんですよ。照史くん‘そうだよね’って悲しそうな顔して。その会話を聞いてたスタッフさんに‘嫌なのは当然。でも照史くんの気持ちも考えてあげて’って言われて。その瞬間、俺が間違ってるって気づいたんです。

すぐに自分が間違ってたと思えるのかなと思ったのが率直な気持ちです。この時の状況ですぐに切り替えができるのか。きっと照史くんの気持ちも考えてあげてと言われて‘俺の気持ちも考えてくれよ’って思ってしまうんじゃないかと。まちがってるって気付いたのではなく、絶対嫌だと言う気持ちに蓋をしたんじゃないかと思いました。神ちゃんはまちがっていたと言っていたけれど、決して間違いではないと思います。‘4+3は絶対に嫌だ’と思う気持ちが生まれるのは当たり前と言ったら違うかもしれないけれど、そう思うのが人間だと思うから。

デビュー発表の時、一番つらかったのは俺でも流星や濱ちゃんでもない、4人やったって。

一番つらかったのは4人でもない。7人みんなつらかった。誰が一番なんかはないと思います。100%受け入れられないままデビュー発表をした4人。そのデビュー発表を見守らなきゃいけない3人。あの時はみんなそれぞれの辛さがあった。

4人が絶対悪くないのはわかる。でも心の底から祝福できない。

まさに私の年明けコンサートの時と同じ気持ちです。念願の関西Jr.からのデビュー。ずっと願っていたデビュー。4人だけが裏切ってデビューを決めたことじゃない。いろいろ考えてこの4人が選ばれた。この選ばれた4人が悪いんじゃない。それは十分わかっていました。この4人を責めるのは間違ってる。でも気持ちのやり場に困り悪く言ってしまうこともありました。祝福したい気持ちが全くなかったわけじゃない。けれど、素直に心からおめでとうが言えない。それがすごくつらかったです。

‘そんなんムリや’とか言うよりもムリしてでも背負って走ろうって思います。

きっと神ちゃんに‘大丈夫?’‘半分持つよ?’と声をかけても‘全然大丈夫’と笑顔で返してくると思います。神ちゃんが望まれてること、言われること全部やったるわ!って言うなら少しだけ重たい荷物を支えながらでも見守りたいなと愛おしくなりました。きっとそんな神ちゃんが大好きだから。

そして神ちゃんの願い事。

この7人でこれからもずっといっしょにいられますように

もしも神ちゃんが絶対に嫌だと言い張っていたら…照史と神ちゃんの会話をスタッフさんが聞いていなかったら…
いろんなことを考えてもしかしたらジャニーズWESTは7人でデビューしていなかったのかもしれない。本当に4人でデビューしていたのかもしれない。もしかしたら4人のデビューもなくなっていたかもしれない。最後まであきらめていなかった流星と濱ちゃんだけが追加されて6人になっていたのかもしれない。こう考えるとその時その時の行動だったり言動一つ一つが全てに繋がっているんだなと思いました。どんな形であれ7人でデビューしてくれて本当によかったと思います。

いつも照れずにまっすぐに素直に思ったこと感じたことを伝えてくれる神ちゃん。熱血で何事にも熱心で真面目で素直で少し世渡り下手で人見知りでいつも一歩下がって立っていることも少なくなくもう少し前に前に出ていってもいいのにな…と思う部分もありますがそれが神山智洋なのかと。いつも新しいもの、いろんな面を見せてくれようとしてくれる神山智洋が大好きです。

神ちゃんが大好きなジャニーズWESTがこれからもっともっと幅広くあらゆるところで活躍できますように。

そしていつかてっぺんのその先へ…